学祭一日目

学園祭開始直後。
銀誓館廊下にて。
賑やかな声が近づいてくる…

喧騒と共に、階段から廊下に滑り込んできたのはクガネ。


「う、わ、わ…！」


足を滑らせ、あわあわと体勢を立て直し廊下を駆け出す。

続いて廊下に滑り込んできたのは、先ほどと同じ顔。
何故か暗幕で全身を包んでいる。
そして怒声。


『っ、この…いい加減にしろ！！！この野郎！！！』

「やーだやだやだやだやだいい加減にしないーーー！！！
止まったら絶対に痛いことするでしょーー！！！」

『されたくないなら服返せ！！』

「それもやだーー！！！！折角水着着せたのに！着せたのに！」

『（かあああ）人が寝てる間に勝手に着替えさせるな！脱がせるな！！！
コンテストに勝手にエントリーするな！！！！！馬鹿！！』

「シロこそばかーーー！！何その暗幕！暗幕！！！あーーんーーまーーくーーー！！！
折角の露出が台無しじゃんかーー！！（うああああん）」

『し、下着みたいで恥ずかしいんです、よ！！！
いいから服！！あと靴！どこへ隠したんですか！！！！』

「おしえないもーーー！！！
てゆか家まで一回帰ればあるじゃない！服ー！」

『この格好で帰れるわけ…っ（言いたい言葉を色々飲み込んだ）』

「シロなんてそのかっこでセツナに会いに行けばいーんだーーーー！！！！」

『Σな、なんでそこで先輩が…（かあああ）
っ…、この…っ、返せーーーーー！！！！』


声は廊下の端からまた階段へと消えていった…

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【朝からの流れ】

クガネ頑張ってシロガネより早く起床
　　　　　　　　　　↓
シロガネが寝ている間に水着を着せる
　　　　　　　　　　↓
シロガネが寝ぼけてる間に学校に連れてくる
（帰宅に必要なシロガネの服は持参）
　　　　　　　　　　↓
　　　　シロガネの靴を脱がせる
　　　　　　　　　　↓
　　　　　　　　　隠す
　　　　　　　　　　↓
シロガネを教室に置き去りにする
　　　　　　　　　　↓
　　　　　任務完了。達成感
　　　　　　　　　　↓
　　　　　　　　　　↓
　　　　　　　　上記参照